みなさんは遮熱効果が色によって異なることをご存知でしょうか。一般的に明るく薄い色はそうでない色より熱を反射しやすいとされています。遮熱効果もその例外ではなく、同じ遮熱効果を持つ塗料でも明るく薄い色はその効果が高く、暗くて濃い色は効果が薄いそうです。場合によっては遮熱効果を持つ塗料でできた濃い色よりも、遮熱効果のない塗料でできた薄い色の方が遮熱機能が高いこともあるのだそうです。
とある会社が行った実験によれば、同じ塗料でもホワイトのものとブラックのものとでは温度が14度も変わってしまうという結果が出ました。もちろんホワイトのものがブラックのものより14度涼しいということです。
それにもかかわらず日本の住宅の屋根はほとんどが濃い色になっています。これは遮熱効果よりも建物の外観や周辺地域とのバランスを優先させた結果だと思われます。
しかし昨今では色の持つ遮光効果が注目され、パステルカラーの屋根も増えてきています。外観と機能性をうまく兼ね合わせた結果といえるでしょう。今後もこういった白っぽい屋根は増えていくと思われます。
もしこれから皆さんが屋根の塗装をする機会があれば明るい色を選んでみてはいかがでしょうか。
Comments are closed.