17年一緒に過ごした愛犬とお別れしました。
亡くなる前の3ヶ月は介護の日々でしたが、最後も苦しむ事なく家族の腕の中で眠るように亡くなりました。
気持ちの整理をする時間もなく、天国に送り出さなければいけません。
自宅から車で30分ほどの霊園に愛犬を連れて行き、その道中も「久しぶりのドライブだね」「この道はよく一緒に散歩したね」と心の中で会話しながら思いのほか穏やかな心境になりました。
いざ霊園に到着すると、まずは石像の前でお線香を焚いて手を合わせる時間が設けられました。
愛犬が焼かれてしまい体が無くなってしまうということを恐れていた私は、これで本当にお別れなんだと、この瞬間に実感が強くなり暗い気持ちになりました。
手を合わせていると、息つく暇もなく火葬場へと案内されました。
ここでもある一定時間最後のお別れを告げる時間をもらったのですが、霊園の担当者が私たち家族が涙してしまうようなセリフを色々と述べてきて、お願いだから静かにお別れさせて欲しいとちょっと嫌な気持ちになりました。
その時間も終わり、愛犬は骨になってしまったのですが、家族皆で骨を拾い。骨壷に納めて自宅へ連れて帰ってきました。
姿が無くなってしまったのはもちろん悲しかったのですが、自宅から霊園までの道中や骨を拾っている時間、愛犬と心の中でたくさん会話ができ、心を鎮めることができました。
少し強引に感じられるくらいのスピードかんで葬儀をし、決まったことを淡々とこなしていくことで悲しみを受け入れてくきっかけになるということを愛犬の葬儀を通じて感じました。
この一連の時間を家族皆で体感したことで、愛犬との別れは後悔の無いものとなりました。